記事一覧 2011年5月

YOKAロボまつり20 バトル大会

5月22日(日)に福岡市のロボット施設「ロボスクエア」で「YOKAロボまつり20 バトル大会」が開催されました。今回の参加は、U1K–7台、SRC–7台、ORC–6台の計20台でした。

最近はU1Kの参加者が着実に増えています。余ったサーボで1台作れてしまうので手軽に参加できるのが良いようですね。SRCやORCに比べて非力なサーボの使用が多いので迫力はないのですが、小型機独特の愛嬌があり、今回は「まさお君vsおにぽん」のような名勝負も見られました。

 

 

U1Kの決勝戦は、小さくても一切手を抜かないひろのっち氏のスーパーディガーリトルと、今年から長崎大学に進学した中村君の小拓歩(こたくゆ)との一騎討ちとなりました。

U1K決勝


 

惜しくも優勝を逃した小拓歩ですが、SRCクラスの拓歩では玲瓏(れいろう)と対戦。

SRC決勝


 

ORCクラスは久々に充実した顔ぶれで盛り上がりました。今回台風の目となったのは伊藤氏の新生「IGNIS.FT」(イグニス・ファイナルチューンド)。美しいフルアルマイトフレームに新型減速機構付アームでパワーアップした機体で、長年のライバルである九州三銃士との戦いに挑みます。ここではとりあえず決勝戦のみお届けします。

ORC決勝


 

 

 

私も頑張ったんですけどね… リング際での一瞬のすきを突かれてしまいました。いやぁ、お見事です。今回は新しい顔ぶれが上位入賞し、本当に良い大会でした。これから学生諸君の参加も急増しそうなのでますます盛り上がりそうです。九州の元気を全国に!これからも頑張ります。

 

という事で、関係ないですが元気が出る九州新幹線の動画もどうぞ。

ロボットの役割

世の中でロボット研究に携わる人がどれ位いるのか定かではありませんが、私たちの暮らしの中で人の役に立っていると感じるロボットというのは、ごく一部を除いて殆んど無いに等しいと思います。それほど役に立つロボットの実現は難しく、まだまだ永い時間が必要です。

ただ「役立ち方」は人によって様々で、家事を手伝ったり、物を運んだりしなくても、人に夢と希望を与える事ができるのも、またロボットの魅力の一つではないでしょうか。

 

奈良県にある奈良医療センターで入院中の中村康祐君は、手足が不自由にも関わらず「ロボットサークルKY」を主宰し、ロボット製作、ロボットイベントの開催など精力的な活動を行っています。

きっかけは一通のメールでした。「どうしてもメリッサを作りたいんです」 最初は正直「無理だろう」と思いました。保育士さんや高校の先生に手伝ってもらうとの事でしたが、はたして歩かせるところまでできるのか、途中で諦めることにならないか、福岡から奈良までは手伝いに行く事も出来ない。何とか説得しようとしました。でも、彼の決意は非常に固く、全く揺るぎませんでした。

パーツを送ってから約1年後、彼はメリッサを見事完成させました。そしてそれからまた1年後の今年3月、地元の中・高校生も参加して「第3回PANDAロボまつり」を開催し、待ち望んでいた同じ病棟の仲間たちと楽しい時間を過ごしたそうです。

 

中村君が主催する「ロボットサークルKY」をご紹介します。

 

『ロボットサークルKYの経緯と概要』

 
 病棟生活の中で共通の趣味の患者が集まりサークルを作り、コミュニケーションを図ることによって病棟生活を楽しく充実したものにしたいと思い、2007年4月にロボットサークルKYを立ち上げました。
 ロボットサークルをする切っ掛けになったのは、ワールドレコードと言うテレビ番組を見てから二足歩行ロボットに興味を持ち、私達もチャレンジしてみようかと思いました。
 このサークルの目的は、「ロボット作りに励んでロボットの輪を広げていきたい。そのために技術を学び、実践し、失敗し、楽しむ事です。」
*活動支援:スタッフ(1名)・親(1名)*部員数:2名(代表:中村康祐・櫨原良明)
*活動日:月1回・1時間(ロボットの組み立て)・予備日:ほぼ毎日・約50分~1時間(メールでの交渉・連絡、書類の作成、ネットでロボット・入力補助装置の技術情報を調べる)また、ロボットの調整・稼動は、随時行う。

※活動内容:ロボットの組み立て、イベント企画、ロボットコントローラーの改造を行っています。活動の課題は、1号機ロボット(KHR-2HV)のコントローラー(KRC-1)のキーが固くて操作が困難だったので、改善をしなければならないことでした。その為、誰もがロボットの操作が出来る様に大学や会社に問い合わせをする事にしました。その結果、某会社から、コントローラーソフトの共同開発の誘いがありました。某大学の方は、TVゲームの専門でロボットコントローラーは、難しいという回答でした。また、某会社に無線コントローラーセット(KRT-3)を借りました。他の会社からも、色々と教えて頂きました。今は、入力補助装置の共同開発が、出来るように計画を立てている所です。 

 

2007年4月1日

 ロボットサークル発足

2007年4月11日

 ロボットサークル活動を開始。KHR-2HVの組み立てを始め、約1年半後に完成

2009年3月26日

 「第1回PANDAロボまつり」で、KHR-2HVがデビュー(奈良育英中・高等学校の情報技術部と交流が始まる)内容「サッカー、ロボット操縦体験(押し相撲)、障害物競争、徒競争」

2009年8月26日

 病棟の行事夏祭りで、「サークル紹介コーナー」ロボットサークルKYの紹介を掲示しました。内容「ロボットのお披露目、ロボットカタログの展示」(情報技術部も参加)

2009年6月11日

 メリッサの組み立てを始め、約1年後に完成

2010年3月24日

 「第2回PANDAロボまつり」参加して下さった皆さんにロボットを操作(競技)して頂き、その楽しさを体験して頂きました。手指の不自由な方でも容易くできる様に、入力補助装置(ワンキー・マウス)を用意しました。内容「風船割り、ボーリング(ロボット操縦体験)」

2010年4月21日

 KHR-3HVの組み立てを始めました。

2011年3月25日

 「第3回PANDAロボまつり」メリッサがデビュー 内容「風船割り、ロボットシュート(ロボット操縦体験)

 

これからもできる限り彼らの活動を応援していきたいと思います。

向かって一番左が中村君です↓ 

KHR用のハンドユニット登場!

二足歩行ロボットにはやはり「手」が欲しいですよね。本格的な物は非常に高価なのですが、待望のリーズナブルなハンドユニットが登場しました。それが「SC-Hand1」です。

 

 

KRS-2552HV用で、ちょうどKHR-3HVにピッタリのサイズです。ブラックアルマイトで引き締まってカッコいいですね。ボールペン程度のものから太めのドライバー位まで持てるようです。手首にヨー軸があるので、つかみ易さも考慮されています。このヨー軸部分はダミーのサーボに変えてもOKです。

KHR-3HVに装着するとこんな感じです↓手が付くだけでヒューマノイドの価値がグッと上がりますね。

 

 

バトルやサッカーの時にもかなり活躍しそうなハンドユニットです。詳細はこちら

6脚ロボット用ガチモーション

ゴールデンウィークもあっという間に終りを迎えました。ちょこちょこと外出しながら何をしていたかと言うと、近藤科学の新型6脚ロボット「KMR-M6」のモーション作成に取り組んでいました。

去年コブラを作ったこともあってモーションのコツは分かっていたのですが、今回の「ヘキッサ」(勝手にこう呼びます)には大きな違いががありました。脚の関節数はコブラと同じなのですが、一部に平行リンクを使っているため脚先の角度を自由に動かせないのです。これは価格を抑えるためにはし方のないことですね。モーション作成は少し勝手が違いましたが、数日で完成しました。

極力素直で分かりやすいモーションを心がけました。滑らかで無駄のない歩行になったと思います。多脚はゆっくりした動きでも、足運び自体が見ていて面白いので飽きませんね。

ポイントはスラロームができることでしょうか。多脚のサッカーがあれば結構役に立つと思います。

 

 

この6脚ロボ用ガチモーション「ガチ6脚歩行 for KMR-M6-1」の詳細はこちら

最後の「1」は何かというと、第二段があるかも?という前振りなのですが、今、荒地用のモーションも鋭意製作中です。乞うご期待!